迷路の街で聞いた話―IBLARD Traveler’s Guidebook

内容(「BOOK」データベースより)
「どの駅からでもいいのよ、ここからも行けるわ」少女の声には不思議な響きがあり、まるで歌のようで、聞きなれぬ音がいっぱいあるのに、懐かしい気がするのです。僕はなにか大事なものを見ているのに、そのものの意味がわからない人のように、胸が騒いで、足ががくがくしてくるような気がしました。―カエルやモグラのような男や人魚だった女性が私たちの街にいる。読み終えればそんな心持ちになる、物語と絵の邂逅。

よ、よかった〜。素敵な本!井上直久は、アニメ『耳をすませば』が公開された時、製作に参加しているってことで興味を持って画集を買って以来のファン。『迷路の街で〜』は、ある青年が仕事でイバラードに初めて行ったという設定で、あちこちを訪問したり色々な人に会う様子をオムニバス的に綴った本。絵と文章が交互に来るので、イバラードを知らない人でもこれを読めば色んな事が分かると。マンガの『イバラード物語』のキャラもしっかり出てきていい感じ!!