『幻獣の書―パラディスの秘録』

昨日図書館で借りてきたもので、The Book of the Beastの翻訳本だ。The Secret Books of Paradys(パラディスの秘録)という全2冊?のシリーズの2冊目らしい。1冊目の『堕ちたる者の書/The Book of the Damned』と、どちらが先かわからなくてこれから読み始めてしまった。
なんだか、アン・ライスに似てる〜。歴史にこだわっていて、ちょっと理屈っぽくて、熱い語り口。エロティズム云々と言われるわりに、一見するととっても格調高いところも似てる。それで表現はもっと直接的・・・すげ〜。血だらけで、かつファンタジックな話。うーん、なんて不思議。( ̄∀ ̄; 
このパラディス2冊は、どうやら両方とも中編集らしい。パラディスというヨーロッパのある幻想の都市に関連する、現実の歴史時間の中の話。タニス・リーの本は異世界ファンタジーが多いので、現実設定というのがそもそも珍しいのだそうだ。