すべてがFになる―The Perfect Insider

内容(「BOOK」データベースより)
孤島のハイテク研究所で、少女時代から完全に隔離された生活を送る天才工学博士・真賀田四季。彼女の部屋からウエディング・ドレスをまとい両手両足を切断された死体が現れた。偶然、島を訪れていたN大助教授・犀川創平と女子学生・西之園萌絵が、この不可思議な密室殺人に挑む。新しい形の本格ミステリィ登場。

最初に読み始めたのは6日前位で、実際は昨夜から一気に読んだ。この人も綾辻行人と同じで、私とはあまり相性が良いようには思えなかった。
うーん、理系のミステリー。トリックから犯人の行動まで全てが理性的で、計算されている感じ?キャラの感情さえ計算済みって感じで、なんだか冷たいような・・・。もちろん、こういうのが良いって人も沢山いるだろうなとは思うし、ミステリーとしての作りが良く出来てるとは思うが、もう純粋に趣味の問題で好きになれない。特に結末とキャラクターと話の流れと舞台設定が。<て、全部じゃん
閉塞感満点のアンハッピーエンド(ですよね?)ミステリー? いや、ミステリーにハッピーエンドも何もないけど、ああいう終わり方は好きじゃない。超越した犯人なんて居て欲しくないし、反則って気がする。ああいうことした人に感情移入するのも私には無理。