屍鬼(1)読了

すぐさま『屍鬼(2)』に入るが、今日中に(2)も読み終わりそうだ♪ いいねぇ、寝食を忘れて本に没頭しても良いというのは、ある意味至福。GWバンザイ!(爆

(1巻の紹介)話の舞台は外場村。ここはモミの木に囲まれた山奥の小さな村で、人口は1300人程度。7月,8月の夏の真っ盛りに平和な村で小さな事件が頻発し、ついに死人が出た。ひとり死ぬと、次々とつられたように何人も死ぬ。心不全。老人の孤独死。女子高生の謎の突然死。偶然か?それとも何か原因があるのか・・・?

1巻は人がバタバタ死んでいくところで終わった。今のところ、確たるホラーの要素は出てきていない。山奥に外場という村があって、その村の成り立ちや歴史や住んでいる人たちを念入りに描いてから、ひとりずつ死んでいく所を順順に・・・。

おもしろい。私はもう生まれた時から東京にいるもんで、じっくりと村社会の軋轢を描いているのが新鮮で、面白くてしょうがない。もちろん暗いばかりだったらとっくに放り出しているだろうけど、映画のように場面が切り替わって徐々に話が進んでいくうちに、外場村に引き込まれていた。外場は、卒塔婆から来ているのだそうな。村の周りのモミの木で棺おけや卒塔婆を作って生活している村・・・陰気〜!(爆)でも話自体は、今のところ妙に乾いていて読みやすい。描写から、森や山に囲まれているのを感じるからかな。
◎死と屍
この前、死と屍の違いっていうのを聞いた。死は完全に死んだ状態。それに対して、屍は仮死というか、いつか起き上がる可能性のある状態なんですって。こわ〜!
卒塔婆
死者の供養塔や墓標として作られ,頭部に五輪形を刻み,梵字などを記した板木。よく墓のそばに刺さっている、細長い木片のことですね。板状のものから、四角い柱のものなど色々なのがあるそうで。