Tuesdays With Morrie

『モリー先生との火曜日』の原書。
内容)「ミッチ、私は死にかけているんだよ」
16年ぶりに再会した恩師、モリー・シュワルツ教授は死の病に侵されていた。「あと4か月か5か月かな」。だが、その顔には昔と変わらぬ笑顔があった。「この病気のおかげでいちばん教えられていることとは何か、教えてやろうか?」そして、老教授の生涯最後の授業が始まった――。著者ミッチ・アルボムとモリー教授が死の床で行った「ふたりだけの授業」の記録である。毎週火曜日、飛行機に乗って700マイルも離れた恩師を自宅に見舞い、静かに対話を紡ぐ。

ぼんやりしているといつまでも読了できなそうなので、午後、後半を一気に読んだ。読んでいるうちに話に引き込まれて、モリー先生の考え方に感動してしまったし、最後の方ではボロボロ泣いてた。あんな風に考えられるものなのか・・。でもやっぱり、こういう死臭のする本(失礼!)はジャンル的にどうも好きになれないな。
それにしても、アメリカ人の描く「死」って、どうしてこうあからさまなんだろう。おそらくこの本は、生死や愛といった抽象的、哲学的な事柄を、分かりやすい話題で分かりやすく描いたから受けたんだろう。私は底が浅いと感じてしまったけど、言いたいことは伝わってきた。小説だったらボロクソに言ったかもしれないけど、この本は実話だそうだし。