ヴィヴァーチェ 紅色のエイ

内容(「BOOK」データベースより) 灰汁色の霧に覆われた地球。16歳のヤンは、最下層地区で暮らしながらも、大きな夢を持っていた。親友ゴドとともに、いつかロケットでこの星から飛び立つという。そう、あの伝説のヒーロー、バシミカル・ライのように。その…

Ereth’s Birthday

Erethは性格も体もトゲだらけのヤマアラシ。その日はErethの誕生日だったのに、大親友のネズミのPoppyでさえ覚えてもいなかった。なんてひどい!怒ったErethは誕生日のプレゼントを自分で見つけるために、大好きな塩を探しにDimwoodの森の奥へと出かけて行っ…

The Mammoth Hunters

<内容> ゼランドニー族のジョンダラーとエイラは、馬たちと一緒に遠出した途中でマムトイ族の集団に出会う。始めて見る「よそ者」の集団に入っていくことに怯えるエイラだが、ジョンダラーに諭されてふたりはその冬をマムトイ族のライオン・キャンプで過ご…

Poppy and Rye:Tales from Dimwood Forest

翻訳≫『ポピーとライ―新たなる旅立ち』 フクロウに殺されてしまった恋人ラグウィードのことを知らせるため、彼の両親と家族が住んでいるという西のThe Brookに向かって旅立ったポピー。だが、一家の巣は水の底に沈もうとしていた…。どうして、こんな危険をお…

The Valley of Horses

<内容> 翻訳タイトルは『恋をするエイラ』。死の呪いを受けて、息子デュルクを残して氏族(Clan)を去ったエイラ。「自分の属する人々を探し、つれあいを見つけるのよ!(Find your own people, find your own mate.)」というイザの遺言を胸に、エイラは…

中世遊楽団 アウラ・ペンナ

出た〜!アウラペンナだ!!ぎゃー、私この話大好き〜!「富士見二丁目交響楽団シリーズ」の中世ファンタジー風パロディ。フジミシリーズという現代を舞台にした話のキャストをそのまま使って、作者本人が作った「同人誌」、とファンの間でのみ有名だった長…

『人間になりたがった猫』(ロイド・アリグザンダー)

翻訳:The Cat Who Wished to Be a Man <内容紹介> 猫のライオネルは人間になりたくて、ご主人のステファヌス大学士に魔法で姿を変えてもらいました。外側は人間でも、中身は猫のままのライオネルが町へやって来て起こす騒動の数々。 「おねがいです、ご主…

Poppy:Tales from Dimwood Forest

Dimwood Forestの横にある空家、グレイハウスにはネズミの一家が住んでいる。ある夜、ネズミのポピーが家を抜け出して、ボーイフレンドのラグウィードとデートに出かけたところ、フクロウのMr.Ocaxが襲ってきて・・・。面白かった♪ Dimwood Forestのそばに住…

The Clan of the Cave Bear

翻訳:ケーブ・ベアの一族 (上),(下) 紀元前約三万年、大地震で両親を失った新人クロマニヨンの子エイラは、旧人ネアンデルタールの部族に拾われ育てられることになった…。大いなる運命の下に生まれ、稀有な才能を秘めるエイラをめぐり、遥か太古の人々の…

『ラビリンス<迷宮>』(新井素子)

<内容> 私たちには、何かが足りない。まだ手に入れなければならないものがある…。男にも負けぬ、村一番の狩人サーラ。聡明で旺盛な好奇心をもつ、神官の娘トゥード。それぞれ、軍神ラーラと英知の神デュプロスを守護神に持ちながら、迷いととまどいの想い…

山伏地蔵坊の放浪

土曜の夜、スナック『えいぷりる』に常連の顔が並ぶ。紳士服店の若旦那である猫井、禿頭を光らせる藪歯医者の三島、写真館の床川夫妻、レンタルビデオ屋の青野良児、そしてスペシャルゲストの地蔵坊先生。この先生、鈴懸に笈を背負い金剛杖や法螺貝を携え………

マレー鉄道の謎

今だからこそ問う真正面の「本格」! マレー半島を訪れた推理作家・有栖川有栖と臨床犯罪学者・火村英生を待ち受ける「目張り密室」殺人事件!外部へと通じるあらゆる隙間をテープで封印されたトレーラーハウス内の死体。この「完璧な密室」の謎を火村の推理…

絶叫城殺人事件

黒鳥亭、それがすべての始まりだった。壷中庵、月宮殿、雪華楼、紅雨荘…。殺人事件の現場はそれぞれ、独特のアウラを放つ館であった。臨床犯罪学者・火村英生と作家・有栖川有栖のふたりが突きとめた、真相とは。そして、大都市を恐怖で覆い尽くした、猟奇的…

まほろ市の殺人 冬:蜃気楼に手を振る

「真幌はどうかしている」冬になると、真幌の海に蜃気楼(しんきろう)が現われる。満彦は五歳の頃、美しかった母に連れられて初めて兄弟たちとそれを見た。蜃気楼に手を振ったら幻の町に連れて行かれる。だから手を振ってはいけない、と母に言われた。直後、…

まほろ市の殺人 夏:夏に散る花

<夏・STORY> 真幌市に住む新人作家・君村義一の許へファンレターが出版社から転送されてきた。送り主の住所も同じ真幌。執筆に行き詰まっていた君村は、四方田みずきとのメールのやり取りで意欲もわき始め、まだ見ぬ彼女に恋をした。一度は彼女に会うこと…

Ragweed:TALES FROM DIMWOOD FOREST

話のベースは「田舎のネズミと町のネズミ」。 田舎に家族と住んでいたネズミのラグウィードが、電車に乗って町(といっても、アメリカの西部にありそうな、適当に人がいて寂れた感じの町)へやって来る。未知のものだらけで戸惑うラグウィードは、新しい仲間…

暗い宿

廃業が決まった取り壊し直前の民宿、南の島のリゾートホテル、冬の旅館、都心の豪華なシティホテル…。様々な〈宿〉で発生する難解な事件に、臨床犯罪学者・火村英生と推理作家・有栖川有栖が挑む、本格ミステリ作品集。作家アリスと火村の短編を4つ収録した…

Tuesdays With Morrie

『モリー先生との火曜日』の原書。 内容)「ミッチ、私は死にかけているんだよ」 16年ぶりに再会した恩師、モリー・シュワルツ教授は死の病に侵されていた。「あと4か月か5か月かな」。だが、その顔には昔と変わらぬ笑顔があった。「この病気のおかげでいち…

Tuesdays With Morrie

『モリー先生との火曜日』の原書。 余白が多くてページが白いので、ボーっと読んでいたらもう半分まで来た。こういう死とか病気がテーマの本というのは、読んでいると神妙な気持ちになるなぁ。悪くないけど、あまり好きな感じでもないかな。さっさと終わらせ…

暗い宿

有栖川・作家編の「宿」をテーマにした短編集。つまり主に旅先での事件の話なんだが、いっつも火村が一緒なのにシチュエーションがそれぞれ微妙に違ってておもしろい。読まないで取っておこうと思うのに、ついつい読んでしまう。やめよう止めようと思いなが…

Tuesdays With Morrie

洋書バーゲンで500円で買った本。異世界もののThe Wind Singerに乗れないので、違和感の少なそうな本で英語のリズムを整えようと思って。どうかな? ま、だいたいこういう感動モノというのは心から感動できたためしがないので多くは期待していないが、評判が…

夜になるまえに

現代文学を代表するキューバの伝説の作家、レイナルド・アレナスが自殺する直前に語りおろした破天荒な自伝。 1943年キューバの寒村に生まれ、極貧の幼年時代、カストロに熱狂したキューバ革命を経て20歳で作家としてデビュー。しかし独裁政権下では、作家、…

十角館の殺人

半年前、凄惨な四重殺人の起きた九州の孤島に、大学ミステリ研究会の7人が訪れる。島に建つ奇妙な建物「十角館」で彼らを待ち受けていた、恐るべき連続殺人の罠。生きて残るのは誰か?犯人は誰なのか?鮮烈なトリックとどんでん返しで推理ファンを唸らせた新…

ファンタジー文学入門

書店で見かけた時タイトルになにやら覚えがあって、どこで見たんだろうと思いながらのぞいてみたら、ダイアナ・ウィン・ジョーンズのことがどっさり書いてあった・・・(ということは、多分銀の椅子で知ったんだろう)。邦訳本から未訳本のことまで色々と。地…

朱色の研究

"2年前の未解決殺人事件を、再調査してほしい。これが先生のゼミに入った本当の目的です。" 臨床犯罪学者・火村英生が、過去の体験から毒々しいオレンジ色を恐怖する教え子・貴島朱美から突然の依頼を受けたのは、一面を朱で染めた研究室の夕焼け時だった。…