The Wind Singer@6章

「試験で全てが決まる」という世界観がいかにも風刺っぽくて違和感があるせいで、まだ話に乗れない。でも結構読みやすいから、このまま流していけるかも。
本の後ろの「著者紹介」を見て知ったが、このウィリアム・ニコルソンという人は長年テレビのプロデューサーをしていて、ドキュメンタリー番組を作ったり、テレビ向けの脚本を書いたりしていたそうだ。初めて子供向けに書いた小説がThe Wind Singerだと。
ふうむ、そう言われてみれば会話文が弾んでいるような感じがするような・・・
'Who is she?'
'She is my sister'
'And who are you?'
'I'm her brother.'
@3章
・・・なんて、何気ないけどちょっといい感じで。

ただ困ったことがあって、今、私には主人公の少女・KestrelがADHD注意欠陥多動性障害、脳の障害)に見えてしょうがない。衝動性や多動が目立つ。不安定。言わなくてもいいことを言ってしまう。躁鬱。切れる。
6章までに何度かあった、彼女のあのキレ方は絶対ヤバイ。他の皆が出来ることが出来ない、頭の回転は早いみたいだけど、今のところ家族以外との正常なコミュニケーションが出来ないっぽい。5章でChief Examiner会って切れる場面も、気持ちはわかるけど、冷静に考えるとちょっと変だと思う。普通、初対面の大人にあんなに無礼な行動が取れるもの?「テストが大嫌いなのよ!」って、アンタね。そんなもの、好きな人いるわけないでしょうが!!
うーん。段々腹が立ってきた。