ひ弱で未熟に生まれた子豚のウィルバーは、処分されそうになったところを少女フェーンに救われて、フェーンの叔父の農場で暮らすようになります。ハムにされる子ブタのウィルバーを救うため、クモのシャーロットは「奇跡」をおこします。

動物や昆虫で満杯の児童書。(^_^; ウィルバーと、ブタ小屋の天井に住むクモのシャーロットとの愛と友情の話で、人間はあくまで脇役。ガチョウや羊、犬や馬など、農場の中という小さな世界にすむ生きものと子豚のウィルバーの関わりも話のカギ。この本の初版は1952年、翌1953年にニューベリー賞のオナーブックになっている名作だそうな。
農場の生きものにもクモの生態にも興味ゼロだけど、キャラクターが良いせいかJames and the Giant Peachよりも読みやすかった。