不全世界の創造手

内容(「BOOK」データベースより)
物作りを愛する少年・祐機の夢は、自分で自分を複製するフォン・ノイマン・マシンの実現。地方都市で才能をもてあます彼の前に天才投資家の娘・ジスレーヌが現れた。「あなたの力と未来に投資させて」。―二人は強力なマシンと資金を武器にして、世界生産を支配する国際組織「GAWP」に立ち向かう。創造性に満ちた、真に豊かな地球は誰が造るのか?リアルSFの旗手が書き下ろす、近未来青春物語。

アマゾンから宣伝メールが来て、買ってみた。とっても小川一水っぽくておもしろかった。
祐機という天才少年が、同じく天才少女ジスレーヌに見込まれて、世界的な活躍をしつつ、まぁ最終的にこの2人は結婚するんだろうなー的な感じの話。ちょっと荒唐無稽で話が大きすぎるけど、そこがいいんだ。それでも楽しく読まされてしまうから小川一水が大好きだ。何より夢があっていいわ。最後のソマリアの子馬の話なんか、とくに素敵。