Linnets and Valerians

この本は、カテゴリ分けするなら『赤毛のアン』とか『若草物語』系列の少女小説だと思う。つまり世の中のきれいな側面を筆を尽くして描くような・・・発想がそれっぽい。念の入った風景描写と優しい空気がなんだか懐かしい。うん。いい感じ。
ナン(12)、ロバート(10)、ティモシー(8)、ベッツィー(6)というきょうだいが揃って祖母の家に居候している。母は死亡、父はエジプトだかインドだかに行ったまま5年も帰ってこない。上二人を寄宿学校に入れようとした祖母に反抗して、4人は家出を慣行します。@冒頭