ヘルメ・ハイネの水晶の塔

もう少しで上巻が終わる所。今日中に下巻まで読み終わると思う。井辻朱美といえばファンタジー中心の翻訳者として有名なので、オリジナル作品も読んでみたくて試しに買ってみた。今のところまでの印象は、名作を利用したパロディはとても上手いが、どこかで読んだような話なので新鮮味に欠ける。
『魔法使いハウルと火の悪魔』とかと同じ、前世紀的な西洋風の町が舞台のファンタジー。「子供の世話とハウスキーピングのライセンス=メアリー・ポピンズ・ライセンス」って設定はおもしろいね。どこかで覚えがあるような話・・・と思ってたら、この主人公のマーレンってば仕事からシチュエーションから、魔法使い役の評判が悪いところまでハウルとソフィーと同じだったり。そこから話が出発して、どういう結末になるのか楽しみ。