Through the Looking-Glass

Through the Looking-Glass(鏡の国のアリス)読了。例の食玩のアリスのフィギュアがあまりにも挿絵そのままなので、読みながらまじまじと見つめてしまった。3D挿絵なんて楽しすぎる。
こちらは『不思議』の方ほど読み込んでないので、ザッと読んだだけでは分からないところが沢山!!全体がチェスのゲームになってるので、それを追いかけるので忙しくて細部が読み取れなかった・・・。これは翻訳でじっくり読みなおさないと。全編に散らばったナンセンスな会話はやっぱり面白い。


女王:あなた、歳はいくつ?
アリス:7歳半ちょうどです。
女王:私は101歳5ヶ月と1日ちょうどなの。
アリス:そんなの信じられないわ!
女王:信じられない?(悲しそうな声で)もう一度試してごらんなさい。深〜く息を吸って、目を閉じて。
 (5章より)

とか、こんなのばっかりだし。この感覚!やっぱり好きだわアリス。あと好きなのは3章の鏡の国の昆虫たち。なんて美味しそうな虫なのよ!!(笑)9章「女王アリス」でアリスが歌ってる子守唄は、『樹上のゆりかご』(荻原規子)のテーマソング(!?)の「ハッシャバイ、ベイビィ、樹のてっぺん・・・」の替え歌だね。ハンプティ・ダンプティも、小さい頃読んだときは分からなかったけど、改めて読んでみると、これは1章まるまるかけたマザーグースのパロディなのね。ツッコミ入れてるというか・・・。

参考リンク
朗読版 Alice's Adventures In Wonderland】リアル・プレイヤー