Harpist in the Wind : Riddle-Master Trilogy

<内容>
かつてランゴルドにあった魔法使い学校の創設者ギステスルウクルオームを倒そうと、魔法使いたちがランゴルドに集まり始める。それを聞いたモルゴンとレーデルルも、アン国からランゴルドに向かって旅立った。その途中のTrader's-Road(街道)でまたもや2人を待ち受ける罠。ランゴルドからエーレンスター山へ、アイシグへ、イムリスの風の平原(Wind Plain)へと旅は続く。

いや〜、おもしろかった〜〜。ものすごくややこしくて、英語でストーリーが取れなかったところもあるが、一応でも大団円の完結までたどり着けたのがうれしい。振り返ってみると、このRiddle-Master Trilogy(イルスの竪琴3部作)は、最初から最後までずっと旅をする話だった。指輪物語もそうだったように、3つの星を戴いたモルゴンが運命に導かれて旅に出て、自分の正体と運命という謎を探す。役目を果たして試練を乗り越えてみると、以前とは全然違った自分がいた、という。
3作目のこの話では戦いのシーンが結構あって緊迫した状況なのに、そういう場面でもなぜかいつもキラキラ光るように優雅で美しい。美しい文章に酔いながら、「話はよく分かんないけどなんかキレイ!面白いからOK!」と、流してどんどん進んでいってしまった。(^^; この本は絶対に再読したい。できれば次は日本語で読みたいな。