Reaper Man

翻訳:刈り入れ

内容:
死神がAzrael(神)によって"死神失格"の烙印を押されたのが話の始まりだった。今まで死神の時計は砂が入っていない空っぽの砂時計だったのだが、今や砂が上から下へ落ち続けて、限りある命の「時」を刻んでいる。
 "SEE! I HAVE TIME! AT LAST, I HAVE TIME!"
 "And now that you have it, what are you going to do with it?"
 "I AM GOING TO SPEND IT" (17〜18p)

死神は仕事を放棄して、永遠に「現在」が続く死神の館を出て下界へ・・・。 ほぼ時を同じくして、「見えざる大学」の魔法使いWindle Poonsが死んだ。Windle Poonsはディスクワールドで一番年長の魔法使いであり、死神が「退職」してから一番最初の死者でもあった。ところが、迎えにやってくるはずの死神はいつまでもやって来ず、Windle Poonsは死んでいるのに体を思い通りに動かせるゾンビになってしまった!

死神が時を与えられたのがきっかけで死者のもとへ死神がやってこなくなり、死者が今まで通り「きちんと死ぬ」ことが出来なくなったディスクワールド。大混乱に陥る中、死神は農場に住み着いて、得意の鎌を使って草刈りに精を出している・・・。