まほろ市の殺人 冬:蜃気楼に手を振る

「真幌はどうかしている」冬になると、真幌の海に蜃気楼(しんきろう)が現われる。満彦は五歳の頃、美しかった母に連れられて初めて兄弟たちとそれを見た。蜃気楼に手を振ったら幻の町に連れて行かれる。だから手を振ってはいけない、と母に言われた。直後、こっそり手を振った長兄が事故死し、二十五年後の今、三千万円という金が残された兄弟の運命を翻弄する!

<REVIEW>
主人公の満彦、長兄の浩和、次兄の文彰の3人で色々ある話。こういう犯人が主人公になる話は複雑な気持ちになるから苦手!(><。 文章やキャラは魅力があってよかった。種明かしで分かった事実は、ある意味ものすごい恐怖では!?こんなのあり?