One for the Money

翻訳:私が愛したリボルバー
う〜ん、幹の部分(本筋)はさっぱりなのに、土台や枝葉の部分がやたら面白いという不思議な印象の本。ということは、2巻以降はもっと気に入る可能性があるということか?
ストーリーの本筋であるミステリ(幹の部分)はハッキリ言ってお粗末。定石どおりに事が運び、黒幕もバレバレで、出てきた瞬間にコイツだと目をつけたのがそのまま当ってしまった。ストーカーのこととか、ステファニーが巻き込まれる(≒引き起こす)事件も、ハリウッド映画やアメリカ系の本でよく見るパターンの踏襲。
でも、枝葉や土台の部分・・・細かい会話文とか、ステファニーの独り言とか、キャラクターが面白かった。特にステファニーの家族!いつのまにか連携プレーしてる所とか、暴走おばあちゃんが最高!
英語は思ったより難しかった。スラングやイディオムの連発、こういういかにもアメリカ〜ンな文章を読みなれてないせいで、よく分からなかったところも。