和書

陰陽師―付喪神ノ巻

丑の刻、貴船神社に夜毎現われる白装束の女が鬼となって、自分を捨てた男を取り殺そうとする。そんな男の窮地を救うため、安倍晴明と源博雅が目にしたものは!?女の悲しい性を描いた「鉄輪」他、全七篇。百鬼夜行の平安時代。魍魎たちに立ち向かう若き晴明と…

暗い宿

廃業が決まった取り壊し直前の民宿、南の島のリゾートホテル、冬の旅館、都心の豪華なシティホテル…。様々な〈宿〉で発生する難解な事件に、臨床犯罪学者・火村英生と推理作家・有栖川有栖が挑む、本格ミステリ作品集。作家アリスと火村の短編を4つ収録した…

陰陽師―飛天ノ巻

童子のあやかしが出没し、悪さを働いているようだな、博雅」「よし。では、ゆくか晴明よ」。われらが都を魔物から守れ。百鬼が群れる平安京の闇の果て、幻術、風水術、占星術を駆使し、難敵に立ち向う希代の陰陽師・安倍晴明、笛の名手・源博雅。名コンビの…

陰陽師

平安時代。闇が闇として残り、人も、鬼も、もののけも、同じ都の暗がりの中に、時には同じ屋根の下に、息をひそめて一緒に住んでいた。安倍清明は従四位下、大内裏の陰陽寮に属する陰陽師。死霊や生霊、鬼などの妖しのもの相手に、親友の源博雅と力を合わせ…

Nymph―妖精たちの愛とセックス

内容(「MARC」データベースより) 現代感覚あふれるユニークなヤングアダルト小説で若者から圧倒的な支持を得ている著者が、たった一作大人のために著したベッドサイド・ストーリー。ゆるやかに関連する9つの物語で、様々な愛と性の関係を官能たっぷりに描…

扉の向こう側―12の月の物語2(池田あきこ)

<ストーリー> 雪の魔法で扉が開き、猫のダヤンがやってきたのは不思議の国「わちふぃーるど」だった・・・・。ブロッサムナイトのお花見、夏の大市、ヨールカ・フェスタなどお祭りや事件が続きます。『12の月の物語』第2弾、文庫オリジナル。優しい鉛筆画…

すべてがFになる―The Perfect Insider

内容(「BOOK」データベースより) 孤島のハイテク研究所で、少女時代から完全に隔離された生活を送る天才工学博士・真賀田四季。彼女の部屋からウエディング・ドレスをまとい両手両足を切断された死体が現れた。偶然、島を訪れていたN大助教授・犀川創平と…

ヘルメ・ハイネの水晶の塔(上 / 下)

内容(「BOOK」データベースより) 箒と一緒に夏の国からやってきた少女、マーレン・マードルフは、ヘルメ・ハイネに家政婦として雇われ、ミス・ダルシラをはじめ、街の住人たちとも仲よく暮らしていた。しかし、ヘルメ・ハイネの塔で水晶を見つけたのをきっ…

ヘルメ・ハイネの水晶の塔

もう少しで上巻が終わる所。今日中に下巻まで読み終わると思う。井辻朱美といえばファンタジー中心の翻訳者として有名なので、オリジナル作品も読んでみたくて試しに買ってみた。今のところまでの印象は、名作を利用したパロディはとても上手いが、どこかで…

東京セブンローズ 上・下 感想

内容(「BOOK」データベースより) 戦局いよいよ見通しのない昭和二十年春のこと、東京根津に団扇屋を営む一市民が、日記を綴りはじめる。その驚倒・讃嘆すべき戦下の日常の細密な叙述には、一片の嘘もなく、まじりっけなしの真実のみ。耐乏に耐乏かさねつつ…

東京セブンローズ(下)

さっき読み始めたら、サクサク進んで今中間地点。「セブンローズ」の名前がやっと出てきたが、なんだかずいぶんと切なくてビックリした。ローズと名乗る七人の名花たちは、温室で育てられた薔薇ではありえないというわけか。あれ?そういえばこの本も「花コ…

東京セブンローズ(上)読了

読み始めたのが5/6なので、なんとまぁ9日もかかったのか!((( ̄∀ ̄;ひー! 日本語の本をこんなに長い期間放り出さずに読み続けて、しかも読み終わったというのは、私にとっては天変地異級の大事件!!おめでとう私!(激爆この本は、旧仮名遣いなので、最初…

東京セブンローズ(上)

中間あたり。ひいぃぃぃ!大店に嫁入りした絹子が爆死したと思ったら、後がまに妹の文子が!?ぎゃあああ!!!Σ( ̄□ ̄; そ、そう・・・本人はじめ、関係者一同それに何も疑問を持たない時代なのねェ・・・。はぁ。頑張れ文ちゃん!(;;)

囚われの一角獣

処女の花嫁の呪いを解くのは――!? 幽霊城と呼ばれている古城。憑かれた少女が起こす凄惨な事件。ユウリの前に現れた一角獣は何を語りたいのか!?フランスの中世の古城――そこは、処女が汚されると、すべての者に死が訪れる――と言われていた幽霊城だった。怪…

東京セブンローズ(上)

今、(上)の中間あたり。ハマってます。 もう、すごいのひとこと。例の団扇屋のご主人、信介が身の回りの出来事を綴るんだが、とにかく迫力がある!!Σ( ̄□ ̄; 今までで一番すごいと思ったのは、結婚して25年目の結婚記念日に信介が奥さんに何か欲しいもの…

東京セブンローズ(上)

よたよたした速度ながら、なんとか順調に進んでいる。旧仮名遣いはうっとおしいけど、思ったよりは違和感が無い(と言うわけで、帰りに下巻を買ってみた)。 舞台は東京の根津(in文京区)。終戦間際の下町の団扇(うちわ)屋のご主人が書いた日記という体裁…

東京セブンローズ(上)

内容(「BOOK」データベースより) 戦局いよいよ見通しのない昭和二十年春のこと、東京根津に団扇屋を営む一市民が、日記を綴りはじめる。その驚倒・讃嘆すべき戦下の日常の細密な叙述には、一片の嘘もなく、まじりっけなしの真実のみ。耐乏に耐乏かさねつつ…

東亰異聞 読了

帝都・東亰、その誕生から二十九年。夜が人のものであった時代は終わった。人を突き落とし全身火だるまで姿を消す火炎魔人。夜道で辻斬りの所業をはたらく闇御前。さらには人魂売りやら首遣いだの魑魅魍魎が跋扈する街・東亰。新聞記者の平河は、その奇怪な…

東亰異聞

話に引き込まれて感じは良いのだけど、1/3まで来ても事件の全体像が見えてこない。東亰で起きている火炎魔人だの、人魂売りだの、闇御前だのの怪奇事件を調べていた新聞記者が、鷹司常煕という青年に行き当たる。そのまま、ずずーっと鷹司公爵家のお家騒動が…

東亰異聞

最初の数ページを読んだだけで、話の舞台にずずーっと引き込まれる感じがした。明治後期の東京に似た異世界が舞台らしく、まだ江戸の名残りがあるような、時代ものの雰囲気。『屍鬼』や『十二国記』の時もそうだったが、読んでいると頭に映像が浮かんでくる…

世にも不幸なおとぎ話

内容(「BOOK」データベースより) 昔々、遠くて近い国に美しい王女クシュラが生まれました。美しさと知性をそなえたクシュラでしたが、ただひとつ欠点がありました―妖精の失敗で、思いやりの心が抜けおちてしまったのです。成長したクシュラは、“けがらわし…

東亰異聞

読み始めたばかりなので、今最後まで読むかわからないが、とりあえず書いておく。小野不由美週間だねェ。でも私、この人は好きなんだけど、最後のところでだまされた気分になることがある、というか・・・信用してないというか。(笑

暗い宿

有栖川・作家編の「宿」をテーマにした短編集。つまり主に旅先での事件の話なんだが、いっつも火村が一緒なのにシチュエーションがそれぞれ微妙に違ってておもしろい。読まないで取っておこうと思うのに、ついつい読んでしまう。やめよう止めようと思いなが…

屍鬼 読了

話の舞台は外場村。ここはモミの木に囲まれた山奥の小さな村で、人口は1300人程度。7月,8月の夏の真っ盛りに平和な村で小さな事件が頻発し、ついに死人が出た。ひとり死ぬと、次々とつられたように何人も死ぬ。心不全。老人の孤独死。女子高生の謎の突然死…

屍鬼(2)(3)読了

で、『屍鬼(4)』を読み中。 ひょえぇぇ、怖い〜〜!!語りが淡々としているのがよけいに怖い! とことん外場村という閉ざされた世界の恐怖を描いた話。日本的な背景に屍鬼、つまり吸血鬼というものが当たり前のもののようにフィットしているのが不思議な感…

屍鬼(1)読了

すぐさま『屍鬼(2)』に入るが、今日中に(2)も読み終わりそうだ♪ いいねぇ、寝食を忘れて本に没頭しても良いというのは、ある意味至福。GWバンザイ!(爆(1巻の紹介)話の舞台は外場村。ここはモミの木に囲まれた山奥の小さな村で、人口は1300人程度。7…

屍鬼(1)

内容(「BOOK」データベースより) 死が村を蹂躙し幾重にも悲劇をもたらすだろう―人口千三百余、三方を山に囲まれ樅を育てて生きてきた外場村。猛暑に見舞われたある夏、村人たちが謎の死をとげていく。増え続ける死者は、未知の疫病によるものなのか、それ…

ガリヴァ旅行記

内容(「BOOK」データベースより) 寝ている間に手足と体をしばられ、台車にのせられて小人国の都につれてこられたガリバー。小山のような人間に都は大さわぎ…。船医のガリヴァーが航海に出て体験したふしぎな国々。小人国、大人国、飛ぶ島、馬の国をめぐる…

ガリヴァ旅行記

「第一編 リリパット(小人国)渡航記」を読み中。まず主人公レミュエル・ガリヴァの一人称が「我輩」なのにビックリ仰天!それと、小人たちが江戸時代の武士みたいに感じるのは何故だ?(^^; 漢字が多くてページが黒いが、なんとか行けそう。ガリヴァー…

カルパチアの城

内容(「BOOK」データベースより) 吸血鬼伝承の残るトランシルヴァニアのカルパチア山中、無人のはずのゴルツ男爵家の古城から立ち昇る一筋の黒煙。このときから奇怪な事件が相継ぎ、村人たちは脅える。謎の解明に乗り出したテレク伯爵にとって、ゴルツは、…